Gmailの容量があふれてから数か月たつ。なんとか容量を減らそうとするのだが、なかなかメールを削ることができず、あふれたまま使えない状態が続いている。
野口悠紀雄さんは昔、超整理術かなにかで、Gmailは15Gもあるのだから、いっぱいになるなんてよほどのことがないかぎりないだろう、的なことを書いておられたような気がするが、何のことはない、あっという間にいっぱいになってしまったのだった。
原因は、できることならあらゆるメールを残しておきたいと思ってしまって、ほとんどメールを削除しないからだというのはわかっている。以前は、迷惑メールでさえ「注意を惹きつけようとするテクニックが面白い」とすべて残していたりしたものだ。
さすがにGmailが最初にあふれた時には、その手のものは削除するようになった。でも、メルマガの類でもサイトのリンクを集めたダイジェスト版のようなものは、後日キーワードで検索してヒットしたときに役に立つような気がして、削除できない。ニュースの通知も、時代時代の目印になるような気がして削れない。削れるのは純粋なセールスやプロモーションの類だけ。それでも相当の分量になるはずなのだが、作業が手間でなかなか進まない……。
他の人はどうしているんだろう。一応、PCのローカルには全メール残すようにするつもりだから、Gmailは本当に自分オリジナルな要件のものだけにすればよさそうなものなのに、検索の能力はGmailの方が上なものだから、本当はこちらのほうに雑多なものを全部入れちゃいたいんだよね……。他の人はどんな基準でGmailに残すものと残さないものを仕分けているんだろう。
そんなことをつらつら考えながら、日々が過ぎていく。そして今日もGmailは使えないまま、あふれている。
