CalendarMemo

CalendaeMemoというフリーソフトを長く使っていた。

初めて知ったのは、福岡県小郡市の図書館でソフトを紹介していた本を偶然目にした時だから、2000年代初頭だと思う。今から思うと、たとえソフトの開発が止まってしまっても困らないようにMacのデフォルトソフトであるテキストエディットをベースとするというコンセプトに共感したし、テキスト内でリンクを張ることもできそうだったから、エディターとしてというより、テキストブラウザとして魅力を感じたんだと思う。一時はすべてのファイルをここから管理できないかなと試みたりもした。

最初にインストールしたのは、PowerBook2400だったと思う。まだOSXになる前だったかも。その後もOSのアップデートを乗り越え使い続けてこれたので、きっとこのまま使えるものだと思っていた。

だが。

ふと、仕事で使っているMacにも入れようとトライしたら、開けなかったのだ。

ダウンロードサイトはまだある( http://nis-lab.moo.jp/downloadFiles/index.html )。だが、インストールしてアイコンをダブルクリックしても開かない。どうやら、64ビット化に対応できていないようなのだ。

私物のMacBookAir11"のOSはHignSIerra止まり。まだ32ビットだ。だからギリギリ動いていたのだろう。そのことに気づいていなかった。

愛着があっただけにとても残念だ。テキストの全文検索もできたし、ファイルをすくればテキストエディットの形式で残されるというのは安心でもあった。作者のブログは残っているけど( CalendarMemo 作者の独り言 )CalendarMemoの話題は最近ほとんどあがっていない。もうアップデートされることもないんだろう。

さて困った。このソフトだけはどんなにOSがアップデートされてもずっと使い続けられるのだろうと思っていただけに、将来のことを考えれば64ビット化は必然だろうから、対応できていなければ今後は選択肢から外さざるをえない。

代替ソフト、何にしよう。世の中的には64ビット化なんてずっと前のことだろうから、今同じ思いをしている人もあまりいないだろう。Obsidianがイメージは似ているのだけど、前回ちょっと触って見たときにちょっと違和感があってあまり入り込めなかった。あえてもう一度触れてみるか、それとも……。

悩ましい問題が一つ増えてしまった。